でも入院、手術、自宅休養の中で一番側にあったのがゴスペラーズのフレンジーでした。
歩けない足、痛い頭と腰。もう毎日が涙涙の日々の中MDから聞こえるゴスペラーズだけがすべてでした。
そして同行予定だった友人Sちゃんからのメール。
「ライブに行こう、うちが連れていったる」という言葉。
車椅子での行き方を真剣に考えてくれたりして、私は序所にゴスペラーズを見てみたいと思うようになりました。
大阪は結局術後の容態があまりよくなく行けなかったのですがね。
ネットをしていたらたまたま見つけたゴスペラーズ沖縄チケットと、格安ツアー。
冗談でSちゃんに「沖縄行く?」と聞いたらすぐに電話をくれ「まじで?行く!!!」と即答してくれたのです。
Sちゃんは決断が早い子で、提案した私が戸惑うぐらいでしたが「ゴスペラーズで最後のわがまま終わらせよう」という
言葉にぐらぐらと動き行くことを決定。
怪我で心配をかけた両親には沖縄に行くとどうしても言えず、高校三年生の私はどぎまぎしながら
旅行のプランを立て、ホテルを決め、チケットを入手しました。
往復23000円。
ホテルは一日3000円。
バイトで貯めたお金を下ろして、多くの荷物を持っていったら怪しまれるので小さなカバンをパンパンにさせて
旅立ちました。忘れも出来ない出来事です。
ライブに行こうと決断してから2週間。
自分でもびっくりするぐらいの行動力です。
(以下高校生のときに書いた文章なので、お見苦しい点あるかと思いますが。さらっと見てみてください)
ゴスペラーズ坂ツアー2002 GT IN沖縄
+++一日目++++++
前日に11列目のチケットが到着しましたよ!
一枚1500円という破格で譲っていただけたチケットです、もう葉っぱじゃないかとどぎまぎしてました。
というわけで駅へ向かいます。
コンビニの中には今回の突拍子もない行動に同行してくれることになったSちゃんが!
S:「30分前に来てもうたわ」
早い、早すぎる!
というわけで二人はお昼ご飯を購入し、もぐもぐしながら電車へ乗り込みます。
飛行機の時間は14:30
現時間10:00
大阪までは約一時間なので、早め早めの行動もいいところです。でも我慢できないというこの気持ち。
二人は電車の中からわーきゃー騒ぎながら大阪へ向かいます。
難波から南海電車へ。
大阪なんてお母さんやお父さんとしか来たことありませんよ、友達二人で大阪だなんて!なんて都会!
二人はぽかーんとしながら駅を歩き電車へ乗ります。途中「堺」という駅があってこれまたわーきゃー。
電車は海へさしかかり、海無し県の二人は人が誰も乗っていない電車の中ひょーひょー言っていました。
そして国際空港へ。
わあ!わあ!とうとう着たよ!
小学4年生のときに沖縄に行くときに乗りたい乗りたいと騒いだ透明エレベーター!
あのときお母さんはだめって言ったけど、今なら乗れる!わー!きゃー!
広い広い空港を二人はくまなく歩き回り、ビーチサンダルを買ったりで搭乗時間。
よくわからないシステムに二人うろうろしながら飛行機へ無事乗り込むことが出来きました。
飛行機だ!飛行機だ!
なんかこのチューブで曲聴いてもいいんだよね!聴こう!ということで聞いていたらゴスペラーズのプロミスが。
はりゃ!こんな所からゴスペラーズツアーが始まったよ!と聞いていると・・・。
曲が終わり、ほへーっとしている途中。
「では、プロミス聞いていただきました〜」
という声が。
あら
ヤス?
「この曲聞いてると当時の思い出が蘇ってきますよね〜」
へ?
酒井さん?
わわ!ラジオだ!!!
ANAには何故かゴスペラーズが司会をつとめるラジオが流れていました。
いえ、ANAが主催する番組をゴスペラーズが特別していたというんですかね。
最近収録されたものかして、話の内容は最近ものばかり。
二人のテンションは最高潮になり、後ろにいる外国人に負けないテンションでひょっひょ言っていました。
内容はゴスペラーズ自身の曲も満載、サカイさんのしゃべりもヤスのしゃべりも満載といった内容。
サカイさんの優しいあの声は、未だに鮮明に蘇らせることができます。はい
(なんたって4時間ききっぱなしでしたから)
ラジオの内容はゴスペラーズの曲も紹介しつつ、ゴスペラーズにゆかりある曲も紹介と
いったような感じで40分ぐらいあったと思います。
ゴスペラーズの思いでの曲として「春よ来い」が紹介されていました。
もう、これからの旅を暗示するような素晴らしいスタートです。
なんやかんやで那覇空港へ着き、二人はトイレに行って外に出ました。
感想は一言ですよ。
「「あ、暑いっっっ!!!」」
奈良県の中でも比較的涼しい地域で住んでいる二人は、あまりにもの暑さにびっくりです。
はふはふ言いながらバスへと向かいます。
沖縄はバスが多いので大変なんですが、なーーーーーーんとかバスに乗り込みます。
しかし時間が大変です。
会場までだいたい50分。
二人は会場に着いたらしなくちゃいけないことがあるんです。
ゴスペラーズTシャツに着替えないといけないんです。
作っちゃいましたよ!お手製Tシャツ!
これに着替える時間がない!時間がない!あ・・・今あるじゃん!
ということで、現役女子高生バスの中で生着替えです。
ばったばたしながら着きました会場!にゃー!
会場に着くなりみなさんの視線が刺さります。なんせ背中には大きなスクブルイーのカエルくんがいてるんですから。
恥ずかしい、今更ながら恥ずかしい。
でもこのTシャツ袖のところにもゴスペラーズロゴを貼ったりでなかなか力はいってるんですよね。
SちゃんにいたってはオフィシャルTシャツを持っているのにもかかわらず着てくれたという力作です。
18列目なのにすごく近く感じました。
S:「曲変わったら始まるよ」
どきどきわくわく、そして曲が変わり会場のみんなが次々にスタンディングを始めました。
私も弾かれるように席をたち、舞台へ目を向けます。
その瞬間現れた5人のゴスペラーズ。
震える足のせいで、私は前の席の背もたれに手をつきました。
ガクガク震える心臓に、涙が勝手に出てくるあの感覚。
産まれたての小鹿のようにふるふるしながら見ました。
どこからみてもゴスペラーズです。
どうしていいのでしょうか!ゴスペラーズです!!!!!